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(13)印字(業者)

思い通りの文字を並べる

 印刷を業者に頼むとき、ほとんどの場合、文字を組むことまで依頼します。文字組みといえば、昔は活版印刷全盛で、金属の文字を手で一つひとつ組んでいましたが、今はほとんどがコンピュータで組んでいます。またいろいろな書体を使うことができ、大きさの変更や文字自体の変形も思うままにできます。

書体いろいろの例●印刷までのもう一歩

 原稿もできた、レイアウトもできた。さあ、あとは印刷屋さんにお任せだ……、と思っているあなた、ちょっと待ってください。原稿などを印刷屋さんに渡す前にやっておきたいことがあります。それは印字指定です。

 印刷屋さんでは、印刷にかかる前に、皆さんがつくった原稿に基づいて文字を組みます。それについての指定をするのが印字指定です。

 本文の文字は、これまで皆さんの広報誌が使っていた大きさ・書体でOK。でも見出しなどは、大きくしたり書体を変えたりしてみましょう。大きさについては、写植で作業をしている印刷屋さんの場合、お願いすれば大きさの見本(級数表など)を貸してくれるでしょう。厳密な大きさを指示するのではなく「ここは特に大きく太く」とか「ここは本文よりもちょっと小さく」など、おおまかな指示でもOKです。

 また書体についても、ゴシック体や明朝体以外にもいろいろなものがあります。依頼する印刷屋さんがどんな書体を持っているか聞いてみましょう。

 印刷屋さんに渡す原稿に表紙をつけ、そこに見出しなどを書き込みます。同じ見出しをレイアウト用紙にも書いておけば、その原稿が流れる場所が一目で分かりますから親切ですね。文字の大きさや書体の指定は、原稿に赤字で書けばOKです。

●データが原稿

 最近では、コンピュータを使った広報誌作りが多くなっています。編集に当たるみなさんが使う場合、印刷屋さんが使う場合、両者が使う場合とさまざまです。

 もしみなさんが、本文などの文字をパソコンやワープロで打てる環境をお持ちなら、それをCDやUSBメモリーなどに入れて渡すといいでしょう。印刷屋さんで文字を打ち直さなくてすみますから、作業時間が短縮でき、間違いも少なくなります。

 もしパソコンのワープロソフト(ワードなど)で、レイアウトまでできるようなら、それをそのまま印刷できるかどうか、印刷屋さんに聞いてみてください。印刷屋さんでも、できるところと、できないところがあります。

 みなさんのところに本格的なDTP環境が整っているのなら、印刷屋さんと相談してデータ入稿ができるかどうか相談してください。その際、使用ソフトウエアや使用フォントについて、念入りに打ち合わせをしてください。

 現在では、ほとんどの印刷屋さんにDTP環境があると思われますが、データを渡す編集者の方が、それなりの知識と経験を積んでいないと、さまざまなトラブルに遭遇する危険があります。DTPのできるパソコンやソフトウエアがあればDTPができるというものではありません。それらは単に道具にすぎません。データ化(DTPへの移行)を行うときは、十分注意してください。

※DTPについては、こちら(DTPって何よ)からどうぞ。