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(12)レイアウト

レイアウトで読者をキャッチ

 原稿が上がったら、いよいよレイアウトに入ります。ここまでくると、広報誌の形がよく分かるようになります。印刷まで、あと少し。頑張りましょう。

レイアウト例●大切なバランス

 見出しに続いて、読者に「読んでみよう」という気を持たせる第二の要素は、レイアウトです。では、良いレイアウトとはどんなものでしょうか。それはバランスがとれたものといえます。

 「トップ記事」という言葉を聞いたことがある方も少なくないでしょう。最も重大で最優先で伝えたい記事をいいますが、これをレイアウトするときは、縦書きの場合、右上へ持っていきます。ここが最も目につきやすいところだからです。

 トップ記事が入ると、そこに大きな見出しが入ります。これとバランスを取るように左上に写真を入れます。またトップの次にくる記事がトップ記事の左下に入ります。これともバランスを取るために右下に囲み記事を入れたりします(図参照)。

 もちろん、こうした基本どおりにレイアウトしなくてはならない、というわけではありません。要は、バランスなのです。それと読みやすさ。「レイアウトタブー集」でお話ししたことを守り、読行線に逆らわなければ、どんなレイアウトでもOKです。

 なお、今お話ししたようなレイアウトを「流し組み」といいます。これ以外に、ブロックごとに誌面を割っていく「区画組み」という方法もあります。

●メリハリも忘れずに

 では、レイアウトをする上での基本的な注意点を紹介しましょう。

  • 大きい記事には大きい見出しを
     取り扱いが大きい記事は、文章も多くなります。必然的に見出しも大きくなりますね。写真を入れたりもします。
  • 写真の大きさメリハリの例写真やイラストの大きさにメリハリを
     たとえば写真を二枚使うとき、大きく扱いたい方を大きくレイアウトし、もう一方を小さくします。大小のバランスが誌面にメリハリをつけます。またイラストは、あいたスペースを埋めるために使うだけではなく、写真と同じように、それがまず目に入ることを意識してレイアウトするといいでしょう。
  • 見開きを活用
     ページを開いたとき、左右が一度に見られる状態の「見開き」は、両ページを一つのページのように使えるという長所があります。特集などで使うと、インパクトの強いレイアウトが可能です。
  • リード、キャプションも忘れずに
     大きな記事などで、全体の流れや、大まかな内容を本文の前に書き示したものをリードといいます。これは本文への導入の役割を持っています。
     キャプションは写真説明のこと。その写真がどういう状態で撮られたかを示します。「総会の様子」などではつまらないので「額に汗して抱負を語る○○新会長とその話を聞く参加メンバー=総会・体育館で」というように、生き生きしたものにしましょう。