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(6)DTP定番ソフトを使わないDTP

 印刷の業界では、DTPと言えば、Adobe InDesignやAdobe Illustratorを使って行うことという暗黙の了解があります。しかし実際には、これらのソフトウエアを使わなくてもDTPはできるはずです。DTPとは、定番ソフトを使って印刷物を作ることではなく、コンピュータ(と何がしかのソフト)を使って印刷物を作ることなのですから。

 最近では、各学校のPTAが発行する新聞や、小規模な会社の社内報やその労働組合が発行する組合ニュースでも、コンピュータが使われるようになっています。その際、よく使われるのは、Microsoft社のWord(ワード)というワープロソフトです。Windowsを搭載したコンピュータを購入した際、一緒に入っていたり、こうしたソフトを同時購入することが多かったりするため、よく使われるソフトです。

 ワープロソフトは、文字を入力して文書を作るためのソフトですから、使い方によってはDTP風なことも行えます。また近年では、Wordのデータをそのまま印刷できる印刷所も増えてきました。以前は、Wordで作られたものを印刷所で印刷する場合は、紙に打ち出されたものをそのまま印刷するか(あまり高い品質は望めません)、あるいは、定番DTPソフトで作り直すなどといった手法がとられていましたが、このところ、そういった話は聞かなくなっています。もしあなたが、Wordで作ったファイルを印刷所に入れて印刷したいと思うなら、事前に念入りに、印刷所との打ち合わせをすることをお勧めします。